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2018年06月10日

「悪」は正義の肥やし

「浄土」は、娑婆に生きる衆生に説くもの。
 娑婆を知らずして浄土は説けない。
 しかるに若手僧侶は、浄土に詳しくも娑婆を知らず、老いた衆生は娑婆に詳しくとも浄土を知らず。

 夜を知る者だけが朝を知り、朝を知る者だけが夜を知る。

 ウラ社会を知る者だけが表社会の何たるかを知り、表社会を知る者だけがウラ社会の何たるかを知る。

 ところが私たちは、ネガティブなものに背を向け、ポジティブなものだけを拾って歩く。

 だから、真理も本質も見えなくなるのではないか。
「悪」は正義の肥やしなのだ。

 昨夜、腰が痛くなって、稽古のあと温泉スーパー銭湯へ。
 愚妻が通う日帰り温泉は敬遠して、わざわざ遠くへ出かけた。
 サウナで汗を流しながら、上記の「悪は正義の肥やし」というフレーズが浮かんだ。

「肥やし」というところがミソで、悪は転じてこそ意味を持つということか。
 ヒマそうに見えて、私も何だかんだ考えるのである。

投稿者 mukaidani : 2018年06月10日 14:23