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2017年09月07日

身近な人

「身近な人ほど大切にせよ」
 と言う。

 言葉を代えれば「感謝せよ」ということになる。

 空気と同じで、身近であればあるほど、その存在が当たり前になって、感謝の念が希薄になるということだ。

 今朝、風呂に入っていて、ふとそのことが頭をよぎった。

 愚妻は私にとって、二酸化炭素に近くとも、一応、空気的な存在である。
 感謝せねばなるまい。
 そう決心した。

 だが、気持ちは形に現さなければ相手に届きにくい。
 ことに、ものごとをシンプルに考える愚妻はそうだ。

 そこで私は風呂から上がると、合掌をして愚妻に深々と頭を下げ、感謝の念を形に現したところが、
「ちょっと、私はまだ生きているのよ」

 柳眉を逆立てたのである。

 身近な人を大切にするというのは、かくも難しいことであることを思い知らされ、私はまた一段と成長していくのだ。

投稿者 mukaidani : 2017年09月07日 11:10