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2016年09月28日

今と言ったら今なのだ

 仕事場も、自宅の自室も、机の前の壁に年間と月間のカレンダーが掛けてある。

 年間を見ると、今年もあと3ヵ月。
 12月は何かと慌ただしいため、年間予定に入れないとすると、今年はあと60日ということになる。

 日曜日の数で言えば、わずかに9回。
 そう考えると、ノンキに惰眠を貪(むさぼ)っているわけにはいくまい。

 ところが、不思議とそういうときに限って、余計な予定を入れてしまう。

 何本が持っている万年筆のうち、お気に入りの2本が、このところしっくりこない。
 で、明日、万年筆の修理店に予約を入れ、ペン先を調整してもらうことにした。
 場所は都内。
 千葉から出かければ、半日がつぶれるだろう。
 
 執筆はパソコン。
 万年筆を使うわけではないので、急いで調整する必要はないのだが、思い立ったらすぐに行動したくなるのが私の悪い性格である。

 だから予定が狂い、時間が足りなくなる。

「この人は、今と言ったら今なんだから」
 とは、結婚以来、愚妻が私に延々と言い続けていることだ。

 だが、道歌に言う。

「今と言うとき今はなし。『ま』の字来たらば、『い』の字過ぎゆく」

 すなわち、「いま」の「ま」を口にしたとき、「い」はすでに過ぎ去っていることから、「間髪を入れず攻めよ」「遅れを取るな」という意味になる。

「明日」という不確かなものを恃(たの)みにしてはならない。

 今と言ったら今なのだ。

投稿者 mukaidani : 06:42

2016年09月23日

楽しく生きるコツ

 昨日は、当道場の秋季審査会だった。
 審査会は年2回
 受審するほうも大変だろうが、私としては毎回、指導力不足を痛感させられるときでもある。
 審査会とは、指導者の「指導力」の審査ではないか。
 そんな思いでもある。

 口を酸っぱくして注意することはもちろん、指導にはあれこれ工夫をしてはいるが、なかなか意図したようにはいかないものである。
 だから面白いと考えるか、溜め息をつくか。
 ここいらに人生を楽しく生きるコツがあるようだ。

 今朝も雨。
 ウォーキングの中止が続く。
 これを残念に思うか、それとも雨で時間が空いたから、何かをするチャンスだと考えるか。
 これも、楽しく生きるコツの一つ。

 世のなかにムダはなく、したがって「残念」はないのだ。


投稿者 mukaidani : 07:38

2016年09月21日

体質が変わる

 昨夜は、拓殖大学の後輩二人にお誘いを受け、歓談した。
 庭園の見事さで知られる店だが、台風で散策できずとも、風雨に騒ぐ木々もなかなかの風情であった。

「前(さき)に生まれん者(もの)は後(のち)を導き、後に生まれん者(ひと)は前を訪(とぶら)え」

 とは、親鸞が主著『教行信証』に引いた道綽(どうしゃく)禅師の言葉だが、私など先に入学しただけの「先輩」に過ぎず、「後を導く」どころか、邪魔な石ころのようなものである。

「そんなことではいかん」
 と痛感させられ、励みになったことは、私にとって有難い一夕であった。

 せっかくの宴席であり、冷酒を勧められるまま久方ぶりに少しばかり口に運んだのだが、帰宅して身体の一部に蕁麻疹が出ていた。

 酒を飲まなくなって、体質が変わったのだろう。

「若いころ飲み過ぎたツケが、いま出てきているのよ」
 と、愚妻が勝ち誇ったように言う。

 言われてみれば、そうかもしれない。
 結局、自分の人生は、自分でツケを払っていくしかないのだろう。

 だが一方で、体質であれ何であれ、加齢につれて「変わる」というのは、何とも嬉しい気がする。

 十年一日より、変わりつつ、脱皮しつつある人生でありたいと思うのだ。

投稿者 mukaidani : 16:09

2016年09月17日

海技免状の更新

 海技免状の更新通知が来た。
 平成3年の取得だから、25年になる。
 早いものだ。

 取得時の免状に貼られた写真を見ると、若い。
 計算すると当時、40歳。
 若くもないが、65歳のいまの年齢からすれば、若い。

 すなわち年齢は、絶対値でなく、相対値であることがよくわかる。
 そう言えば、先日も80代の人に「若いねぇ」と言われ、気をよくした。
 所詮、凡夫はそんなものということか。

 それはともかく、免状を更新するべきかどうか。
 この25年、一度たりとも操船していない。
 操船どころか、船に乗ってもいない。

 この先、海技免状が必要になるときがあるだろうか。
 ないと思う。
 だが、失効させるのは癪だ。

 それで更新することにしたが、座学の講習と身体検査がある。
 先程、免状に貼る写真を自動撮影機で撮ってきた。

 人相が悪く写っている。
 写真には、若いとか年を取っているという以前の問題があることに、いま気がついたのだ。

投稿者 mukaidani : 15:51

2016年09月15日

凶報と吉報

 今朝も雨。
 ウォーキングは中止である。

 愚妻がスマホに加えてタブレットを買ったので、
「明朝の天気はどうだ」
 と毎夜のごとく問うと、嬉々としてタブレットをいじり、
「曇りだわ」
 とやっている。

「曇りなのに雨とはどういうことだ!」
 今朝も怒ると、
「天気予報に文句を言ってよ」
 と居直る。

 確かにそうではあるが、古来においては、敗戦の知らせなど凶報をもたらしたものは、その場で殺されたのだ。

「天気予報といえども、そのくらいの覚悟をもって、わしに伝えよ」
 厳しく叱責すると、
「明日から自分で予報を見なさいよ」
 ムクれてしまった。

 先程、出版社から『花と銃弾』が重版になったとの知らせ。
 発売3週間なので、好調な出だしである。
 吉報は、いつ聞いてもいいものだ。

投稿者 mukaidani : 11:12

2016年09月13日

カープの優勝

 広島カープが優勝して、気分もようやく一段落。
 若かったころは、私もカープの熱狂的なファンで、小さかった子供二人にカープのユニフォームをイメージした洋服を着させ、神宮球場や後楽園球場に出かけたものだ。

 スナックのカウンターで、カープの野球中継をテレビで観ていて、カープの悪口を言った客をブン殴り、店の外に引きずり出したこともある。
 何しろ25年ぶりの優勝である。
 私にも、そんな時代があったのだ。

 カープが優勝したことで、愚妻と娘が道場で思い出を口にしていた。
「負けると機嫌が悪くて、どうしょうもなかったわね」
 愚妻がこぼすと、娘は、
「でも、勝ったらお小遣いをくれたから、私はよかったわ」

 愚妻はネガティブに、娘はポジティブにカープの勝敗を観ていたということか。
 人生をハッピーに生きると要諦がここにあるのだ。

投稿者 mukaidani : 10:27

2016年09月11日

木彫りの置物

 自室に、木彫りの置物が2つある。
「四神風水」と、箱の上に手書きしてある。
 大きくて邪魔になるため、自室に梱包して置いてある。
 お陰で、和箪笥の引き出しを開けるときに邪魔になる。

 それで、一つ、仏間に移動した。
 仏間には、すでに別の木彫りが置いてある。

 なぜ、そんなものが3つもあるかというと、十年ほど前、広島でアジアの民芸品を輸入している社長さんがサンプルで送ってきたのだ。

 社長の名前は忘れた。
 所用で広島に行った折り、知人の紹介の紹介で会い、
「東京で売ってくれませんか」
 と頼まれ、
「いいですよ」
 とリップサービスしたら、ホントに送ってきたのである。

 でっかい3つの梱包を前に、
「こんなもの、どうするのよ」
 愚妻が文句を言ったものだ。

 そこで私が、
「バカ者。一つが何十万円もするものだ」
 でまかせを言って一喝すると、
「エッ!」
 にわかに目の色が変わった。
 現金なものだ。

 それ以来、わが家に置いてある。
「そのうち、買い手がつくだろう」
 と、ごまかして十年が過ぎた。
 社長さんは音信不通。

 いまさら「あれは二束三文なのだ」とは口が裂けても言えず、やむなく仏間に移動した次第。

「おっ、いいねぇ」
 置物を眺めつつ、私は感嘆してみせるのだが、愚妻は何となくシラケているような気がする。
 女の直感はヤバイのだ。

投稿者 mukaidani : 09:47

2016年09月10日

安価な幸せ

 しばらく映画を観ていない。
『シン・ゴジラ』が人気だというので観てみたいが、いつ行くか。

 粗大ゴミも捨てに行かねばならない。

 仕事部屋も片づけたい。

 執筆もあるし、資料も読まねばならぬ。

 今日は、空手関係の会議もあった。
 中学校の体育祭の案内状が来ていたが、会議とぶつかって欠席。

 さて、諸々をいつやるか。

 手帳とニラめっこしているうちに、眠くなってきてウトウト。
 このウトウトが人生の至福のひととき。
 私の幸せは、これほどに安価なのだ。

投稿者 mukaidani : 16:06

2016年09月07日

風呂と体力

 最近、長風呂をしなくなった。
 体力が落ちてきているのか、慌ただしくてノンキに湯船に浸かっていられないのか。
 たぶん体力が年相応に落ちてきているのだろう。

 そう言えば、自宅二階の階段が、ずいぶん急な感じがする。
 愚妻に言うと、
「住んだときから、階段は変わってないわよ」
 とバカなこと言う。

 説明するのが面倒なので、
「天守閣に登る気分だ」
 と言うと、
「どうかしたんじゃないの?」
 私の顔をのぞきこんでいた。
 失礼な女だ。

 このところ、一人で早朝ウォーキングを続けている。
 秋を迎えるからか、いつもより歩いている人が多い。
 私にはいい季節だが、台風で災害にあった人は、それどころではないだろう。
 万人に幸せはなく、同時に、万人に不幸もないということか。
 ウォーキングしていると、いろいろな思いがよぎるのだ。

投稿者 mukaidani : 12:30

2016年09月04日

合宿終了。

 土、日の合宿が無事、終了。
 1泊2日とはいえ、土曜日は午前午後、日曜日は午前中いっぱいの稽古。
 六十代も半ばになると楽ではない。

 例年のことだが、宿での懇親会は二次会はパス。
 仕事をして、早々に床に就く。

 場所は神奈川県丹沢の山間で、宿も温泉も食事も、とてもよかった。
 すっかり気に入ったので、来年の合宿もここでやることにして、ウチの担当者に予約をしてもらった。
 私のワガママもあって、合宿地は温泉が絶対条件なのだ。

 疲れたが、いい気分転換になった。
 今年も残り4ヶ月。
 手帳と睨めっこで、もうひと踏ん張りである。

 とは言いつつ、右足の親指の付け根が、ここ数日痛む。
 痛風の発作でなければいいが。
 何しろ鎮痛剤アレルギーなので、「痛み」はヤバイ。

 愚妻に懸念を伝えると、
「だから、気をつけなさいよ」
 さらりと言う。

 何をどう気をつければいいのだ。

「大雨に警戒してください」
 という気象予報士の解説が脳裏をよぎる。

 しょうがないから、水をガブガブ吞んでいる。


投稿者 mukaidani : 21:00

2016年09月01日

財布を忘れる

 成田のホテルの部屋金庫に、財布を忘れた。
 金庫にしまうのも、取り出すのも愚妻の役目である。
 愚妻のドジである。

 しかし、愚妻は自分の財布はきっちり持っている。
 私のだけ忘れたということだ。
 これは何を意味するのか考えようとしたが、面倒なのでやめた。

 帰宅した翌日、マッサージに行こうとして、財布がないことに気がついた。
 愚妻にホテルに電話させて取りに行ったが、カッコ悪いので、私は玄関前に停めたクルマのなかにいて、愚妻にフロントに行かせた。

 愚妻が財布を手にクルマにもどってくる。
「中身を確認してくださいって言ってるわよ」

 確認と言われても、財布の中にいくら入っているのか、どんなカードが入っているのか記憶にない。
「記憶にないものをどうやって確認すればいいのか、フロントへ行って聞いてこい」
 と言ったら、
「そんなバカなこと言えるわけないでしょ!」
 怒っていた。

 ま、それもそうだ。

 しかし、温泉もよかったし、バイキングも品数が多く、うまかった。
 値段も安い。
 四十分もあれば行ける。
 また行ってみるか。

 加齢とともに近場がよくなるのだ。

投稿者 mukaidani : 12:50