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2014年02月26日

「シニア」も頑張っているのだ

 昨夜、愚妻を連れて映画を観に行った。
 ノンキに映画どころではないのだが、F1をテーマにした『ラッシュ』をどうしても観たく、最終上映なので行った次第。
 F1という舞台を背景に、ハントとラウダをどう描くのか、ストーリー展開を見てみたかったのである。

 ま、それはそれとして、シネコンの窓口でチケットを買うときである。
「料金はどうされますか?」
 と、若い娘さんに問われ、料金表を見ると「シニア」の項目がある。
 60歳以上で、割安になっている。

「シニアだ!」
「おひとり千円になります」
 チケットを受け取り、歩きかけて、ふと引っかかった。

「おい」
 と愚妻に問う。
「あの女、オレに身分証を見せろと言わなかったな。シニアと信じて疑わなかったということか?」
「決まってるでしょ」
「不愉快な女だ」
「あなただって、〝シニアだ〟って張り切って言ってたじゃないの」

 確かにそうだが、見るからにシニアとは、あまり気分のいいものではなかった。

 映画は面白かったが、頭の片隅に「シニア」の三文字。
 あれこれ考えさせられた映画鑑賞であった。

 先ほど、『怒る一流 怒れない二流』が6刷りになったとメール。
 売れ行きは順調である。
 シニアだって、それなりに頑張っているのだ。

投稿者 mukaidani : 21:55

2014年02月21日

「こだわりのなさ」が持ち味

 あわただしく1週間が過ぎる。
 一昨日は、近くの小学校で、3年生を対象に護身術教室。
 私を含め、当道場から6名が指導に当たった。
 悪役にはサングラスをかけてもらい、それなりにウケたと思う。
 広い意味での「護身」はこれからのテーマだろう。

 昨夜は編集者と打ち合わせ。
 帰宅すると、深夜から明け方までソチ五輪の女子フィギアを見つつ、
「プレッシャー」
 ということを考える。

 アスリートに限らず、上昇志向を持つ限り、人間は誰でもプレッシャーと戦うことになるのだろう。
「プレッシャーをいかに克服するか」
 というのは面白いテーマだと思う。

 ソチ五輪のおかげで、今朝は頭がボー。
 着物に野袴を付け、道場の仕事部屋に向かって歩いていると、日刊ゲンダイから携帯に電話。
「スキージャンプの笠谷選手など40代はとても元気。このことをどう思うか」
 と、世代論についてコメントを求められる。

 歩きながら、思いつくままコメントする。
 電話によるコメント取材は「即答」が鉄則。
 私も週刊誌記者時代、電話取材をよくやったが、
「あとにして」
 という相手は即刻、パス。
 記者は〆切に追われて忙しいのだ。

 だがら、立て板に水で、ペラペラしゃべる。
 そして、話した端から何をしゃべったか忘れていく。
 この「こだわりのなさ」が、私の持ち味なのだ。
 そう一人で納得しつつ、私の今日の一日は、こうして始まったのである。

投稿者 mukaidani : 14:10

2014年02月12日

人生、ノーテンキでいこう

 明け方まで、テレビでソチ五輪を見ていた。
 いったん寝床についたのだが、高梨沙羅のジャンプが気になって、モゾモゾと起き出した次第。

 何が気になったのかと言えば、彼女のストイックな性格である。
 完璧主義と言ってもいい。
 世界ナンバー1であるにもかかわらず、ソチ入りしてから助走が合わないとして迷いを見せていた。

 このストイックな性格が、ここ一番の大舞台ではマイナスに作用するのではないかと思っていた。
 金メダルを獲って欲しいが、勝てないのではないかという危惧があり、どうしてもライブで競技を見たかったのである。

 結果は周知のとおり。

 空手の稽古でもそうだが、ストイックでなければ上達しない。
 だが試合では、往々にしてノーテンキな選手が勝ち上がったりする。

 なぜならストイックな人間は、完璧主義ゆえに、
(あそこがうまくいかなかったらどうしよう)
 と、ネガティブに考える。
 だから萎縮する。

 一方、ノーテンキな人間は、
(オレ、ヘタだけど、結構うまくいったりして)
 と、ポジティブに考える。
 だから伸び伸びとして、実力以上の力を発揮する。

 たとえて言えば、
「宝くじなんか当たるわけないじゃないか」
 と考えるのがストイックな人間で、
「当たったらどうしよう」
 と、マジで期待するのがノーテンキな人間。

 これを競技ではなく、人生に置き換えたらどうか。
「あの人は素晴らしい」
 と賞賛されるようなストイックな人間が負け、ノーテンキな人間が「人生の金メダル」を取ることになるだろう。

 これが人生の不条理というやつである。

 木の葉が沈んで石が浮くという人生の不条理を憤(いきどお)ってはいけない。
「おっ、石が浮いてるぜ!」
 と目を輝かせる人間が、結局、人生をハッピーに生きていけるのではないか。

「私に力がなかった」
 と、自分を責める高梨沙羅を見ながら、そんなことを考えたのだった。

投稿者 mukaidani : 21:38

2014年02月09日

雪が積もっても「尻に火」

 外は雪が積もっているらしい。
 見ていないので、私にはわからない。

 昼間、玄関まわりを雪かきした愚妻が、
「ちょっと、寝ころがっていないで、外へ出てみなさいよ!」
 ヒステリックな声を上げたが、私はまったく興味なし。

「雪が降れば積もる。当たり前すぎて面白くない」
「面白いとか、面白くないとかの問題じゃないでしょ!」
 愚妻は、いつも元気なのだ。

 今日は、大阪から友人が上京する予定だったが、交通機関のマヒで、私は自宅の佐倉市から都心出て行くことができない。
 それで、会うのを延期。
 ポッカリと時間が空き、久しぶりに家でゴロゴロというわけである。

 明日は知人と都内で会う予定になっている。
 都心へはいつもクルマで出かけるのだが、さてどうしたものか。

 仕事も溜まってきた。
 本腰を入れなくては。
 外は雪が積もっていても、私の尻には火がつきつつある。

投稿者 mukaidani : 20:03

2014年02月05日

昨夜、沖縄から帰宅

 一気に回復するのが私の持ち味で、ノロウィルスから立ち直るや、日曜、月曜、火曜と沖縄の文武館総本部へ出かけて稽古。
 昨夜、遅くに帰ってきた。

 三日もぶっ続けの稽古すれば、六十歳を過ぎた身体にはさすがに応える。
 だからか、考えもせず、羽田空港からそのまま高速道路に乗ったら「横浜方向」の案内表示。

 ありゃ、逆方向。

 これは私の性格で、流れに逆らわないというのか、目前の道を疑いもなく進む傾向がある。

 以前、千葉へ帰るつもりで御殿場インターから東名高速に乗り、鼻歌まじりでスッ飛ばしていたら「沼津」の表示板にビックリ。
 名古屋方向に走っていた。
 都内に出るつもりが、東北方向へ走ったこともある。

 私にはこういうところがあるのだ。

 だが、私はこういう「間違い」が大好きで、横浜方面に走るなら、いい機会なので東京湾横断道路(アクアライン)を走ってやろうと思い、そうした。

 日常生活の延長には昨日と同じ日々しかなく、「間違い」や「勘違い」があってこそ、新たな発見がある。

「あなたって、ホントにおっちょこちょいね」
 愚妻はあきれるが、悲しいかな凡人には、「間違い」や「勘違い」の持つ深い意味が理解できないのだ。

投稿者 mukaidani : 22:06