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2012年08月29日

怒らない

「怒らない」
 と決めて、今日でちょうど一週間である。

 私が怒らなくなったことに愚妻が気がつかないでいるので、
「おい、どうだ。怒らなくなっただろう」

 そう自慢したら、
「当然でしょう」
 ニコリともせず、
「好き勝手なことばかりして、あなたが怒る理由なんかあるわけないでしょう。私にはあるけど」

 ああ言えばこう言うで、口の減らない女なのだ。

投稿者 mukaidani : 23:16

2012年08月27日

露天風呂で「流れ星」

 昨夜、遅くなって温泉健康ランドへ。
 露天風呂につかっていて、流れ星を見た。

 ほんの数秒で、
(あっ、流れ星!)
 と、目を凝(こ)らし、数秒で漆黒の彼方へ消えてしまった。

 数年前だったか、獅子座流星群というやつを見た。
 あれはあれでよかったが、
「これから流れ星が見えますよ」
 という予告があっての見物。

 それに引き換え、露天風呂で見た流れ星は突然であり、偶然であり、まったく予期せぬ出来事。
(やっぱり流れ星はこうでなくちゃ)
 と感動しつつも凡夫の悲しさ。

 もっとほかに流れ星が見えるのではないかと、欲にかられて夜空をキョロキョロ。
 まったくもって、救いがたい人間だと、我ながらつくづく思ったのである。

 風呂を出て、流れ星を見たことを愚妻に告げると、
「ワーッ、わたしも見たかった!」
 と、くやしがったわけではない。

「あっ、そう」
 実にそっけない。

「それだけか?」
「ほかに何て言えばいいの?」

 改めて問われると返事に窮する。

 流れ星がどうした。
 そう思うと、感動はたちまち色あせる。
 リアリストの愚妻によって、私は感動の少ない人間になっていくのである。

投稿者 mukaidani : 09:54

2012年08月24日

「風通し」ということ

 九十九里の仕事場へ来た。
 本当に久しぶりである。

 ここに置いてあるノートパソコンの蓋を開いて驚いた。
 うっすらと白カビ(たぶん)が生えていたのである。

 長らく部屋を締め切っていたため、高温と湿気によって、汗と脂が付着した部分に白カビを生じたのだろう。
「風通し」ということの大切を改めて痛感する。

 このことはパソコンに限らず、人間関係においても言えることではないか。
「風通し」のよくない人間関係は、心にカビを生じるような気がする。

 ついでながら、私たち夫婦の風通しは、とてもよい。
 スースー風が通り抜けて行く。
 風通しが良すぎて、これはひょっとして「すき間風」ではないかと、このころ思っている。

 ちなみにいま、温泉健康ランドでひと風呂浴び、休憩室でこのブログを書いている。
 愚妻が風呂から出てくるのは4時の予定。
 まだ、2時間以上もある。
 元気な女なのだ。
   

投稿者 mukaidani : 13:50

2012年08月22日

夏休みはナシか

 今日は朝一の新幹線で京都へ出かけ、いま帰宅したところ。

 仏教の勉強会に出席し、夕刻、友人と仏教の老舗出版社へ。
 夕食をご馳走になりながら、あれやこれやの雑談で楽しい一時だった。

 今週は道場の夏休み。
 いまだに夏休みが取れずにいるので、明後日から九十九里の仕事場へ出かけ、夏休みにしようかと思っている。

 だが、9月24日〆切の本があり、まだ1行も書いていない。
 平行して書き進めなければならない本もある。
 楽しみながらやるか。
 

投稿者 mukaidani : 23:20

2012年08月20日

愚妻の怒りをかわす

 昨日は、友人たちと都内で久しぶりに歓談。
 3時30分の待ち合わせだったが、話しが弾み、帰宅したのが11時過ぎ。

 愚妻の頭からツノが出ていた。

 コロリと忘れていたが、家を出るとき、私は晩飯について愚妻に厳命していたのだ。

「今夜は、うまい雑炊が食べたい。雑炊だけだと淋しいので、スモークサーモンをつけよ。シシャモも食べたい」
 そして、
「これ以上の雑炊はつくれないと、わしが唸るようなものをつくれ」
 念押しをして出かけたのだ。

 それが11時過ぎの帰宅になってしまった。
「ちょっと、電話くらい入れてよね!」
 怒る愚妻をなだめるため、私は無理して雑炊を三杯もおかわりをし、
「うまい!」
 を連発したのだった。

 だが、効果はてきめん。
「ダメよ、そんなこと言っても」
 と愚妻は口では怒りつつも、声が明るくなってくる。
 ホメられて喜ぶのは、孫だけではないのだ。

 

投稿者 mukaidani : 08:52

2012年08月16日

鼻風邪に苦しむ

 昨夜から、鼻風邪である。
 クシャミが止まらない。
 冷房のなかで根を詰めて仕事をしたせいだろう。
 稽古の指導もあり、これはつらかった。

 それでも今朝は2時に起きて、10月刊行(9月だったかな)の拙著の「前書き」を書く。風邪がひどくなりそうだったので、何とか頑張って書けるうちにと急いで起きた次第。

 これは大正解。
 案の定、明け方になるとクシャミがひどくなり、意識朦朧。書き上げて、倒れるようにひと眠り。
 10時に起き、シャワーを浴びて保護観察対象者の家を訪問する。

「電話して、別の日にしてもらいなさいよ」
 愚妻はいとも簡単に言うが、相手も予定してる。ことに〝事情がらみ〟のアポの変更は難しいのだ。
 このクソ暑いのに、マスクをして出けた。


 と、ここまで書いて、子供の作文のように時系列を追っていることに気づく。頭がまだボーとしているのだろう。

 予定では、今日の午後は自宅二階の私室と、道場の仕事部屋を片づけ、次の仕事の準備をするつもりでいたが、先送りになってしまった。

 明日以降も、予定が詰まっている。

「時間ができたら」
 ということは、どうやら死ぬまでありそうにない。
 忙しいなかで、何をどれほどこなさせるか。
 こういう考え方をすべきだと、いま再認識しているところなのである。

投稿者 mukaidani : 21:34

2012年08月14日

「雷雨が来るぞ!」

 先週は、友人が出版する本のゲラ校正のお手伝い。
 今週は拙著のゲラが2つ。

 友人のゲラは熱心にチェックするが、自分の本となると、さっと目を通すだけ。ものぐさな性格だと、つくづく思うのである。

 それでも昨日はゲラ校正のほか、警察官を読者対象とする雑誌『BAN』(交番の番です)に、「職務質問」における会話術について原稿を書く。

 そして今朝は、愚妻に引き立てられて畑へ。
 昨夜も、一昨夜も都内で所用があり、さすがに疲れているが、そんなことは愚妻には通用しない。

 ところが、どうだ。
 畑に着くと、上空俄(にわか)に暗雲立ちこめ、雨が降り始めたではないか。

「雷雨が来るぞ! 急げ! 帰るぞ!」
 早口の大声で愚妻をあわてさせ、さっさと帰宅した次第。

 どうやら天は、まだまだ私を見放さないようである。

投稿者 mukaidani : 16:41

2012年08月10日

さわらぬナントカに祟(たた)りなし

「あっという間に4日が経っている」
 と、このブログに書いてから、
「あっという間に4日が経ってしまった。

 仕事と雑用が怒濤のように押し寄せ、綱渡りの日々である。

 昼間、映画関係者と企画の打ち合わせがあって神宮へ出掛けたら、今日は神宮外苑の花火大会。
「花火を見ながらパーティやりますから、どうぞ」
 と誘っていただいたが、それどころではない。

 ノンキに花火見物などしていたら、尻に火がついた私が、それこそ〝打ち上げ花火〟になってしまうではないか。

 そんな状況を、さすがに愚妻も察してか、朝は一人で畑へ出かけた。
「行かないの?」
 というこれまでセリフが、
「行かないんでしょう?」
 と変わっていた。

 だが、そういう言い方をされると、私としても面白くない。
「行かないのではない、行けないのだ。言葉は正確でなければならぬ」
 と諭したところが、
「だから行かないんでしょ」
 と、不届きにも愚妻が次第にムキになってくる。

「行けないのだ」
「だから行かないんでしょ」
「違う、行けないと言っておるのだ」
「じゃ、行くの?」
「そういう言い方をしたのでは議論にならぬではないか」
「何よ、いつもごちゃごちゃ言うばっかりで!」

 そして、「何でもそうなんだから」「いつも言い出しっぺで、私に迷惑ばかりかけて」と、例によって〝言いかがり〟はエスカレート。
 私はただ、黙るばかりである。

 反論できないわけではない。
 さわらぬナントカに祟(たた)りなし。
 難局は沈黙で切り抜けるのが賢者の知恵というものだ。

 親鸞聖人は「祟り」といったことは否定するが、愚妻を前にすると、やっぱり祟りはあるのではないか、とバチ当たりにも思ってしまうのである。

投稿者 mukaidani : 23:28

2012年08月05日

愚妻の一言(いちごん)

 何だかんだと忙しく、このブログの更新頻度を見ると、あっという間に4日が経っている。
 限られた人生、忙しくしてどうするのかと、最近、つくづく思うのである。

 自由業の私には定年がない。
 ゴールがない。
 というより、文筆業は浮き草稼業ゆえ、最初から定年を迎えているようなもので、四十年近くを〝余生〟で過ごしてきたことになる。

 たっぷりと余生を送ったので、人生にさしたる後悔はないが、人生の残り時間を考えると、やっておきたいことや、書いておきたいテーマがいくつかある。

 だが、準備に時間がかかる。
 その時間をどう捻出するか。
 
 酒を飲むわけでもないし、道楽があるわけでもい。
 遊びとはいっさい無縁の生活である。
 そういう意味では、立派だと自分では思っているが、誰もそうは言ってくれない。

 それで今夕、
「わしのように、遊びと無縁の男はいないのではないか」
 と、愚妻にホメ言葉を催促したら、
「あなたは、生きていること自体が遊びなのよ」

 この一言が胸にグサリ。
 ただ唸るばかりであった。
 

投稿者 mukaidani : 23:19

2012年08月01日

愚妻は今朝も畑

 今朝は3時起き。
 原稿を書いていると、5時ころになって階段をトントンと下りる足音。
 愚妻は今朝も畑である。

「おい、熱中症には気をつけろよ」
 と、やさしく声をかけてから、
「わしは知らんぞ」

 愚妻は返事もしないで出かけて行った。
 怒らせておけば、熱中症にも負けないだろう。
 いや、怒らせなくても負けるような女じゃないか。

 さて、七時から仏壇に向かって朝のお勤めだ。

投稿者 mukaidani : 06:48